映画「のぼる小寺さん」来年6月公開、工藤遥がクライミング部のミステリアスな主人公に
珈琲原作による実写映画「のぼる小寺さん」の公開が2020年6月に決定。併せてメインキャスト、スタッフが発表された。
2014年よりgood!アフタヌーン(講談社)で連載された「のぼる小寺さん」は、クライミング部に所属するミステリアスな女子高生・小寺の部活動や日常を綴る青春マンガで、単行本全4巻が発売中だ。この度、主人公の小寺役を映画初主演となる工藤遥が演じることが明らかに。また卓球部に所属し、小寺に密かに惹かれる近藤役を伊藤健太郎、小寺と同じくクライミング部の四条役を鈴木仁、小寺と交流を深めていく同級生の倉田梨乃役を吉川愛、小寺に憧れを抱くクラスメイトの田崎ありか役を小野花梨が演じる。
監督は「ロボコン」「武士道シックスティーン」などを手がけた古厩智之、脚本を「けいおん!」「聲の形」「若おかみは小学生!」を担当した吉田玲子が務める。珈琲は映画化について「出来上がりが楽しみです。わかりやすく明るくはないけれど、学生時代の傷が思い出されて少し癒えるような、そんな映画だったらいいなと思います」とコメントを寄せた。
珈琲コメント
出来上がりが楽しみです。わかりやすく明るくはないけれど、学生時代の傷が思い出されて少し癒えるような、そんな映画だったらいいなと思います。
工藤遥(小寺役)コメント
初主演、初めてのボルダリング、初共演の方々……初めて尽くしの日々は、とにかく刺激的で楽しくて、キラキラした撮影期間でした。ボルダリングの練習期間を含めると約4ヶ月壁を登り続け、汗水流して挑んだ作品です。沢山の方に届けばと思っております。
伊藤健太郎(近藤役)コメント
小寺さんと近藤の甘酸っぱくていい距離感の青春が、とても楽しい撮影でした。ぜひ一緒に浸って頂けたらと思います。そしてクライミングがベースのお話ですが、ひっそりと卓球も頑張りましたので注目してください(笑)。
古厩智之(監督)コメント
工藤遥は、心と体が一致している少女・小寺さんのたくましさを見事に演じてくれました。
5歳の女の子のようなまっすぐさはナウシカを越えたと思います。そして小寺さんの心の動きがみえる後半も見どころです!
そんな小寺さんを見つめる伊藤健太郎を始めとした若き俳優たちは「誰かを見つめるだけ」というよるべない季節を生き生きと演じてくれました。怯えて暗くてだけど背筋を伸ばして笑ったりする、いろんな感情が同時に存在するのが青春なのだなあと思い出しました。
吉田玲子(脚本)コメント
上を目指し、のぼろうとする人がいる。その人をただ見つめるのか、応援するのか、自分とは関係ないと目をそらすのか、嘲笑するのか、揶揄するのか。どの選択をすることもできます。でも、その人がのぼる先を一緒に見ると、そこには見えない何かが広がっていることに気づくかもしれません。観てくださる方々が小寺さんに、自分に、「ガンバ!」と言えるような作品になっているといいな、と思っております。
映画「のぼる小寺さん」
2020年6月より新宿バルト9ほかにて全国ロードショー
原作:珈琲『のぼる小寺さん』(講談社アフタヌーンKC刊)
出演:工藤遥、伊藤健太郎 / 鈴木仁、吉川愛、小野花梨
監督:古厩智之
脚本:吉田玲子
配給:ビターズ・エンド
(c)2020「のぼる小寺さん」製作委員会 (c)珈琲/講談社